家づくり失敗集(解決・予防方法あり)

スイッチ・コンセントで失敗しない為に

住宅はとても大きく、内容が多岐にわたる計画の為、その全体の計画に対して〈スイッチ〉〈コンセント〉は見落としがちです。

そして、そのクセしてスイッチやコンセントは生活の中で常に使うものであるため、後悔の声が多いのも事実です。

どんな問題が起こりがちなのか、またその予防・解決方法についてご紹介させていただきます。

  1. スイッチ・コンセントに関してどんな問題があったのか?
  2. 問題の原因だったのか?
  3. 解決策・予防策

スイッチ・コンセントに関してどんな問題があったのか?

  • コンセントが不自然な場所にあって使いづらかった

高さのおかしなコンセント、ベッドヘッドに隠れてしまったスイッチ・・・

  • せっかくの新居がたこ足配線になってしまった

ケチったせいで、必要な場所にコンセントが足りず・・・せっかく一生懸命考えたつもりがたこ足配線だらけに・・・。かっこわるい(-_-メ)

  • 階段を上がらないと屋根裏の照明が消せなくなってしまっている

階段の下につけておけばよかっただけなのに・・・。消し忘れた時の絶望感たるや・・・。

  • コンセントが家具に隠れて使えない

平面図上でタンスの高さを確認しておらず、コンセントがタンスで封印されました・・。

何故そうなってしまったのか?

  • 営業担当や住宅アドバイザーが「大丈夫」と言っていたので、鵜呑みにしてしまった。

営業担当やアドバイザーさんは、スキルの差こそあれど家の計画をしている本人ではありません。

こう言ってしまうと仕事を放棄しているように思われてしまうかもしれませんが、担当者と施主では生活スタイルがそもそも違うので、完璧に配慮するのは難しいことが多いです。

前段として、気の利く営業担当、アドバイザー(建築士など)を見抜く力も大切ですが、それでも一番大事なのは【自分自身で考える】ということが何よりも大事だと感じます。

身近なところで【親】【親しい友人】などに聞いてみるのも良いかもしれないですけどね・・

解決策・予防策

  • 設計図の部屋と同じサイズのモデルルームを探す

モデルハウスも参考にはなりますが、行くべきは完成現場です。住宅会社を絞る必要は無いので、とにかく沢山見学するようにしてください。

モデルハウスは極端に広いケースが多く、生活スタイルを無視したショールーム型モデルハウスも増えてきておりますので、参考にしにくいです・・

  • 手持ちの家具や、購入予定の家具の寸法をしっかりと調べる

◇ダイニングテーブル・・・・例)ホットプレート用に設計したコンセントの高さ、テーブルより高い位置になってますか?

◇ソファ・・・・・・・・・・例)ソファのサイズもピンキリです。設計図に入っている【目安のソファサイズ】と【実際購入しようとしているソファのサイズ】に差はありませんか?

◇ベッド・・・・・・・・・・例)ベッドヘッドがコンセントとかぶってませんか?高さは確認できていますか?

などなど、注意すべき点は多々あります。

  • 生活習慣、動線を今一度しっかりと見直す

携帯電話の為の高い位置のコンセント、掃除機の為の収納内のコンセントなど。

  • 設計変更が二段階でできる住宅会社を選ぶ

工事着手前に図面上でコンセントやスイッチは確定させるメーカーが多いのですが、そこからさらに一段階【着工後、構造体が出来上がったタイミング】で変更が効く建築会社の方が失敗は少ないはずです。

検討している住宅会社に聞いてみてください。
変更できない会社もありますので、注意が必要です。

  • コンセント・スイッチの見積方法について住宅会社に確認する

そもそもコンセント、スイッチはどんな見積方法なのか、してみてください。

◇一か所ずつで価格設定がある・・・・スイッチやコンセントの個数を増やせば金額が上がります。

◇一部屋毎(もしくは面積毎)で価格設定がある・・・・同じ面積であればいくらスイッチを増やしても金額は変わりませんが、部屋の面積や部屋数が増えた途端に金額が上がります。

いかがでしたでしょうか?
たかがスイッチ・コンセント、されど大切な住宅の構成要素です。

是非、暮らしやすい家にする為に注意して参りましょう。